東京は鼻毛が伸びると田舎者は言います
一仕事終えたので癒しを求め帰省しましたが、また東京の学生生活に戻るべく、ぬくぬく温かい実家を出発致しました。昨日は特に緑が鮮やかだった…
目の覚めるような緑と草の匂い
ジャングルかと思うような土手
いつもこれを見たり嗅いだりすると実家に帰ってきたことを改めて実感します。
長い電車の旅の中、お供は昨日iPhoneに同期した新しい音楽と宮尾登美子先生の小説『蔵』です。
何度も泣かされている宮尾登美子先生。どの小説もなんともいえない女の切なさが読み手の心を痛ませ、涙を抑えることができません。私は毎回関節の節々に痛みが走るという現象が起きます。
そう、インフルエンザ並みの身体への影響を与える小説なのです。
女の生き辛さを嘆きながら東京へ向かいます。